カリスマ編集者の読む技術
カリスマ編集者の読む技術 川辺秀美著
本書の著者、川辺さんは立教大学卒業後に大手就職情報会社・文化放送ブレーンを経て書籍編集者に転職。
「夢をかなえるゾウ」でミリオンセラーになった水野敦也氏を発掘する。
代表作は「ウケる技術」「東大生が書いたやさしい株の教科書」などがある。
現在は、「読む技術・書く技術」をコンサルティングしている。
■目次
第1章 読むコミュニケーション
第2章 読む技術
第3章 あなたは本当に読めているか
第4章 プロの読み方
第5章 読書とは生きるためのコンセプトである
■レバレッジ・メモ
◇だれもができると思っていることが、一番難しい。
あなたは、本当に読めているか?
これは、帯に書かれている文章。
改めて問われると、自分自身、読めているかどうか、あやふやである。
強いて言えば、読めている分野もあれば、読めてない分野もある、という感じだろうか。
◇読むことは技術である
本書で扱う「読む」とは、「観る」「見る」「眺める」「気を感じる」ということも含まれます。
つまり、文字情報だけではなく、つくり手の意志や意図、ロジックの展開・構成・行間・書き手の無意識の表出に気づくなど、大きな視野に立って情報をつかむことです。
◇受け皿となる「自分軸」というものがない限り、その溜め込んだ情報は無駄になります。
◇そもそも「大仙」すなわち、仏陀が導くには、「名教」すなわち、言葉による教えを根底とし、「君子」すなわち儒教の有徳者が時世を救済するには、文章がその根本です。
こんな参考文章が出てくるなんてすごいです。
この類の文章は、センター試験依頼、数十年触れていないですな~…
ちなみに、意味は「文章を治める者が世の中を治める」だそうです。
◇読むことは、書くこと。
読んだあとは、書くことを習慣づけます。
◇何のために読むのか?
⇒よりよく生きるため。
◇どのジャンルから読めばいいのか
⇒「感動」「生命」「経済」「娯楽」です。
◇質とは量でしかない
「質」が量を凌駕する」などと逆説的に言われることがあります。
それは事実ではありますが、その「質」にあたるためには、どうしても「量」が必要なのです。
何事もズルして上達はできません。量が質を凌駕するのです。
◇最低300冊くらいを読破したあたりから、感性が鋭くなってくる。
◇本の質を見極めるとは…
その作家が、「本気で書いているものなのか」「過去の作品を構成しなおした平凡なものなのか」「ライターが書いた口述筆記によるものか」「自分の商売を展開させるためのツールとして書かれたものなのか」「科学的・論理的にみせかけたデタラメなのか」ということ。
◇図表の読み方
文章と図表の角度が違う切り口だったら、良書と言えます。
残念ながら、多くの図表は「文章をまとめているだけなのです。こうした図表に価値があると思いますか?
◇読書というのは、読んで吸収した情報を創造的なモノに変えるためにあるのです。
■感想など
本書は新書版で、薄めなので、サクッと読み終えることができます。
しかし、中味はピリッとしています。
無駄なことが全然書かれていない、要約本のような感じでした。
改めて、読書、勉強の意義というか、本質を今一度考えるべきだと感じました。
特に、「受け皿となる「自分軸」というものがない限り、その溜め込んだ情報は無駄になります。」と言われてしまった以上、自分のフレームをもっとしっかり持たなければ。
「読書というのは、読んで吸収した情報を創造的なモノに変えるためにあるのです。」ここでも大切なことはアウトプットだと説いています。
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