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馬券会計学_丸の内龍太郎著

馬券会計学_丸の内龍太郎著

競馬が好きな人には二つのタイプがいると思います。
ひとつめは、いわゆるギャンブラー。
まさに、数字が走っている、というタイプの人。

そして、もう一つが、スポーツ&ロマン系として観戦するタイプ。
わたくしも、後者的な視点で馬を見ていますが、GⅠレースは時々馬券も購入します。

ところで、後者のタイプは古くは寺山修司さんが有名ですが、本格的に火を付けたのがオグリキャップと武豊でしょう。
平成ひと桁年のころは、わたくしも熱狂したクチです。
北海道のレースはもとより、中山・東京・大井などもちょくちょく行っていました。

そんな懐かしい競馬について書かれた本書は、会計士の丸の内さんのデビュー作。
競馬で収益を上げる方法をひたすら研究し、その成果を本書で紹介しています。

まずはamazonの紹介からですが、超長いので一部を抜粋します。

■出版社/著者からの内容紹介

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」のベストセラー会計士、山田真哉氏がイチ押しの、公認会計士の馬券術が登場!
これまでの競馬の常識をまったくくつがえす斬新な予想法の数々ーー。
●さおだけ屋も馬券も「儲けのカラクリ」は同じだった。
●前走「12着」の「粉飾」を監査せよ。
●パドックはレースが終わってから見るものである。
●ディープインパクトと一生未勝利馬が一緒に走った新馬戦の意味。
●午前中だけのレースにだけある「歪んだ数字」。
●有馬で強豪ハーツクライの単勝が17倍もついた「会計的根拠」。
----会計士ならではの見方から、競馬で年間578万円の利益を上げた男の方法論を初公開!

内容(「BOOK」データベースより)
公認会計士だから気がついた競馬の本質。年間578万円の利益を上げた男の方法論。本書では著者がいかにして競馬で勝てるようになったかを明かしつつ、「3つのルール」を提示して、馬券収支の向上に役立つ実践法を明らかにしている。

出版社からのコメント
「彼は競馬で食べています。会計士ですけど。」
これは、著者・丸の内龍太郎の友人である「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」「食い逃げされてもバイトは雇うな」のベストセラー会計士・山田真哉氏が、本書のオビに寄せてくれた言葉です。山田氏は、本書の解説も書いていらっしゃいます。
巷に馬券術本は掃いて捨てるほどありますが、現役の公認会計士が著したものは、これが初めてでしょう。
著者・丸の内龍太郎が競馬で勝利をつかんだ裏には、ある「3つのルール」がありました。これこそ、山田真哉氏も絶賛する丸の内流馬券の極意なのです。その中身については----本書をぜひぜひ、ご覧ください!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
丸の内 龍太郎
1973年石川県生まれ。
公認会計士。
競馬に出会った大学時代は馬券三昧のボンクラ生活。
しかしド本命に20万を投じた単勝馬券が紙くずとなったのをきっかけに穴党へ。
さらに会計士となってからは多忙さゆえに新馬・未勝利戦のみに勝負を絞るようになり、馬券成績が急上昇。
5年連続大幅プラスを継続中で、2006年は年間利益578万円を達成。
2005年にHP「革命!新馬塾」を開設、会員向けに予想を提供中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■レバレッジ・メモ

◇馬券での儲けのポイント

①払戻額を極大化すること
 ⇒馬券が当たった時に、いかに爆発的に回収するか
 ⇒単価を上げて、売り上げを増やすこと

②馬券購入額(費用)を最小化すること
 ⇒はずれ馬券をいかに減らすか

その結果、丸の内さんが行きついた先は「新馬・未勝利戦」でした。
これは理にかなっていますね。
メジャー級と草野球級の選手が一緒にプレイするようなものですから。

株式に例えると、新馬は未公開株(将来のメジャー企業と紙くず会社)のようなもの、というのも、分かり易い例ですね。

◇競馬で食べるための3つのルール

①「新馬戦」「未勝利戦」に絞って勝負せよ
② 穴狙いに徹すること
③ 勝負レースを絞ること

勝負レースを絞るポイントとしては、
・危ない人気馬が居るケース
・「訳ありの大敗からの変わり身が期待できる、人気薄の素質場がいるケース(未勝利戦の場合)
・調教時計に“粉飾”があり、能力の高さを気づかれていない人気薄の馬がいるレース(新馬戦の場合)

この粉飾というのが、会計士らしくていいですね。
この粉飾を見抜く方法というのは、
・調教時計から見抜く(調教時計というのは、言ってみれば練習でどれくらいのタイムを出したか、というイメージ)こと
・厩舎ごとのコメントの傾向から見抜くこと
の2点です。

1点目については、相当量のデータを蓄積したことと推測されます。頭が下がります。

◇年間3400レース

中央競馬のレースは年間3400レースです。
丸の内さんは、このすべての記録を取っているらしいです、恐ろしい根性です。

◇連結経営の考えを競馬に取り入れる

単体=1つのレースに資金を過大に投入するのは危険である。
収支は単体、つまり1レースや1日単位で考えないこと。

◇的中率ではなく回収率を重視

的中率は、いわゆる勝率です。
回収率は、投資した額のどれくらいを回収したかを示す数値で、100を超えていれば黒字になります。

■感想など

丸の内さん、男ですね。
彼は、大学卒業後、会計士を取り、監査法人に就職しています。
しかし、競馬ができないので、5年で監査法人を辞めています。
いわゆる競馬馬鹿というやつですね。

おりしも、現在の平成進化論では「○○馬鹿」になることを連載していまうが、丸の内さんは、まさにこれを実践していらっしゃる。
好きなことをやっている人には、仕事でやっている人は絶対に勝てないんですからね。

ただ、努力の量が結果に結びつかないもも事実。
特に、競馬の世界なんて、その傾向がかなり高いと思われる世界。
そんななかで、5年連続黒字、ひとに予想を売っている、など、結果を出している丸の内さん、素敵です。

わたくしも、大学のころなど必勝法がないか、いろいろ試行錯誤しましたが、結局未だに見つけられていません。
くやしいので、「諦めた」とは表現しませんが…;

余談ですが、丸の内さんの本を読んだのは先週の土曜日でした。
書いていることを一部アレンジして、予想したら、翌日の弥生賞を取ることができました。
費用対効果が実に高い本となりました。

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■目次

第1章 クラシックレースを「126.8倍」楽しむ方法
第2章 圧倒的人気馬が「5割」も負けるレースを狙うわけ
第3章 「20万円」の単勝馬券が教えてくれたこと
第4章 勝率「10割」でも負けるわけ
第5章 前走「12着」の粉飾を監査せよ
第6章 牝馬が「64年」ぶりにダービーを勝ったわけ
第7章 年間「3400レース」闘えますか?
第8章 競馬で「578万円」稼げるようになるまで

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